投資
2月6日に雨宮正佳副総裁に就任を打診というニュースが出てきた。ただ、前任の時にこの段階で名前が出てたのは黒田氏ではなく武藤氏だったので、参考程度に受け止めたほうがいい。 ここからの地合は米国市場が大きく崩れることがなければ、極端な緊縮路線の人…
テスラ株が好決算後に上昇し、ハイテク株全般に波及してNASDAQ指数が急上昇した。上げ潮モードのなかで日本市場も決算シーズンに突入するが、日銀総裁任期期限という固有要因がどのように影響してくるのはわからない。 今週は主力のアズームの決算を経過する…
18日の日銀政策金融会合で金融政策の現状維持が発表された。市場はこれがサプライズとして受け止められて大きく動いた。さすがに日銀の設定した上限を上回る金利水準まで国債が売られていたのは思惑が入りすぎていたようだ。ただ、黒田総裁の任期のタイムリ…
利上げを見越した国債売りが殺到、ドル円が1ドル128円台まで円高方向に動いた。さらにその帰結として日米の株式市場の逆相関が顕著になってきた。 日本市場は利上げ思惑を受けて銀行株のボラティリティが高まっている。逆金融相場に円高デバフがかかって日本…
1月3日に7ヶ月ぶりに1ドル129円台まで下落。今年は為替はレンジ相場を形成してヨコヨコで推移してほしいと願っているけど厳しそう。現時点では昨年の150円を超えるような極端なボラティリティは想定していないので、100円~150円のレンジを越えてくる事態に…
定性的なコメントは次に投稿する新年度の方向性についての記事に回すので、定量的情報羅列になります。 2022年は確定損益ベースではマイナスだったが、評価益ベースでは年初来でプラス圏を維持。日経平均、TOPIXをアウトパフォームすることができた。 horoum…
日銀は19~20日に開いた金融政策決定会合で「YCC政策における10年金利の許容変動幅を従来の0%を基準に±0.25%から±0.5%に拡大」方針を発表。このタイミングでの発表は予想されておらず完全にサプライズになって市場が一時的にパニックになった。 ロシアの…
米国市場はタカ派寄りのFOMC発表を受けて下に振れた。日本市場は米国ほど大きく下げなかったが、反発モードの出鼻がくじかれた形で揉み合いの展開。FOMCに反応した結果なのかラガルドECB総裁もタカ派よりのコメントを発表。 FOMCを起点に世界中の市場関係者…
12月13日のFOMCを意識した様子見モードの投資家が多い反面、機関投資家の利益確定売りが継続して株価が下げ止まらない銘柄もあり個々のバラつきが大きい印象。 岸田政権はは先週の反撃能力容認の動きから、防衛費予算増額のための増税をわざわざ記者会見で発…
今年も残り一ヶ月を切って、寒さを強く感じるようになるとともに気分は年末モードに。今年の大きなトリガーとなりうるイベントは来週のFOMCで最後になりそう。 151円台まで急騰したドル円が135円を割るまで下げてきた。このまま右肩下がりになるかボックス相…
中国でフォックスコン工場での暴動、各地で頻発するゼロコロナ政策への抗議活動などキナ臭い事案が頻発している。習近平政権の3期が始動した直後にこれほど不安定な状況に陥るのは予想できなかった。 今年一年を振り返ってみると、中国がゼロコロナ政策でこ…
米国中間選挙は事前予想よりも民主党が健闘して僅差の結果になった。上院を民主党で、下院を共和党が過半数を獲得するねじれになったことで政策決定のスピードに影響を及ぼしそうだ。 日本のCPI速報値はコアCPIが3.6%、コアコアCPIが2.5%で事前予想を上回…
パウエル議長がタカ派姿勢を示した影響で市場は大きく揺さぶられた。ただ、事前観測自体が楽観的過ぎたきらいもあり、完全に予想外というほどのインパクトはなく、短期的な変動で収束しそうだ。 11月になり決算シーズンが始まった。前回の決算よりも円安恩恵…
Apple以外のGAFAMが決算後に大きく売られる展開。FOMCを直後に控えたタイミングでポジションを一旦整理したい思惑が重なった影響もありそうだ。それだけ次のFOMCの発表を重要視している市場関係者が多い。 総合経済政策の最終案が出てきた。財政支出39兆円 …
トラス首相の辞任、習近平主席の3期目就任と人事発表という大きな案件が続いた一週間になった。 このような状況で、ドル円151円の高値から介入による下落という一連のムーブメントはこれらを上回る大きなインパクトだった。これからも過去を振り返って何度も…
アメリカの家計貯蓄の減少は、家計貯蓄が消費に回らないことが問題視されている日本とは対照的だ。アメリカの経済失速は世界経済にも大きく影響する。部材供給問題で止まっていた生産が再開された後のV字回復という薔薇色の未来はぼやけてきた。この流れを期…
米国市場は底値を探る展開に見えつつ、押し留まっている感もあり明確な方向性は見えてこない。ロシアの軍事侵攻終了のような大きな材料が無い限り11月のFOMCまでは大きく動かないかもしれない。 11日から始まる全国旅行支援の恩恵も期待できるインバウンド関…
市場は下降フェーズのまま推移。円安が障壁として機能して留まっていた節がある日本市場も、世界市場との連動性を増して下げている。 このような状況下で、押し目と思って入った個人投資家が翻弄されることで、さらなるパニック的な地合いを形成する蓋然性は…
今週は日本の24年ぶりの円買い介入、イギリスの大型減税と財政出動発表、米国の0.75%利上げ、ロシアの30万人の追加戦力導入など各国で立て続けに大きな動きがあった。 来週以降は、これを受けて他の国々も動いてくることが想定されるので、市場がリスクオフ…
米国市場が反転して直近の底値を割り込む下落で楽観モードが消えた。 日本市場は円安が緩衝材になって相対的に安定推移しているように見えるが、中期的な見通しでは実体経済にポジティブな面は少なく、世界経済がパニックに陥った場合は連動して動いていくこ…
ドル円の24時間で4円も動き、145円目前まで迫る歴史的なハイボラ展開。12日時点では142円台後半で推移している。 連続下落中だったNASDAQが反転。 今後の市場の動くを予測する上で米家計の純資産のピークアウトが続くのかが気になるところ。資産効果の減少に…
NASDAQが3年ぶりの6日連続下落。今後6月の底値を割り込むことがあればトレンドの転換と認識されて市場参加者がパニックになってしまうかもしれない。 ジャクソンホール会合後に、米国の利上げ観測が強まってからのドル高で、ドル円は140円台をタッチした。円…
先週のブログでジャクソンホール会合で市場に大きな影響は出ないと言っていたのが外れてしまいそうだ。パウエル議長のインフレ警戒姿勢は市場参加者の想定以上で、週末の市場はパニック的な動きになって急落した。月曜日の日本市場も大きなギャップダウンか…
先週は上昇フェーズから一転してドローダウンの気配が出てきた。想定より早いタイミングの利上げ終了思惑などの先行期待は概ね折り込んでしまったように見える。今週のジャクソンホール会合で市場に大きな影響はないと予想している。 ロシア侵攻の余波による…
イギリス、フランスを含んだ欧州の広範囲で干ばつが発生している。水不足で農作物生産にも影響を及ぼす可能性があるので注視したい。 干ばつとは逆に日本のように記録的な大雨による被害が出ている国も多数出ている。この状況下で終息しないコロナ感性、サル…
ペロシ氏が訪台した。これを受けてレッドラインと設定していた中国による報復措置で日本のEEZ内にミサイルが飛んできた。今後も報復措置が続くことは覚悟して必要がある。 雇用統計が想定以上だったことで、利上げ思惑が強まり逆に市場にはネガティブになる…
米国は一転して楽観的な雰囲気が見られるようになってきた。FOMC後の市場推移を見ると、金利上昇に対する悲観マインドの折り込みが一通り行き渡ったのかもしれない。その結果、140円台まで近づいていたドル円もひとまずピークアウトした。 ペロシ議員が台湾…
欧州、新興国の危機感のほうが高まっている。米国ばかり見ていると世界情勢を見誤ることになるかもしれないので注意したい。当然のことながらエネルギー輸入国の日本も同レベルに悲観的な状況に変わりはない。 国内のコロナ感染に第7波が到来。過去の感染と…
円安の進行止まらない。ドルに対してユーロ安も進んでいるのでドル高と表現するほうが適切かもしれない。世界市場を巻き込んだ動きなだけに一度大きく動いてしまうと軌道修正が難しい怖さがある。 景気悪化を想定し始めて商品先物がピークアウトしている。特…
安倍元首相の訃報で心のざらつくが消えない。異例の状況下での参議院選挙は自民党の圧勝で、改正勢力で3分の2以上を獲得し大局的な方向性は変わらない結果になった。ただ、大きな軸を失った代償がこれからどういう形で出てくるのかはわからない。 リセッショ…