急騰していた石炭価格が大暴落、原油価格もピークアウトの兆しが見えて、長らく続いていた物価上昇懸念はひとまず一段落してきた。
米国は雇用も順調に回復していることが確認されて、NYダウは初の36000ドルを更新する史上最高値で、NASDAQ、S&P500も連騰した。
反面、日本市場の戻りは弱い。とくにマザーズ銘柄の低迷が顕著で個別株に資金が戻っていない。衆院選もネガティブな結果ではなく、主要銘柄の決算も出てきたので値動きが軽くなると予想していたけどそうはならなかった。ファンダメンタルズ重視の中小株を中心に売買をする長期投資家にはストレスが溜まる展開。つまり私のストレスが溜まっているのだ。
今週は主力銘柄の決算が連続で出てくる。この結果で年末をどう過ごせるか決まるのでハラハラドキドキ。
留意事項
- テーパーリング思惑からのインフレ
- コロナ感染拡大によるサプライチェーンの混乱
- 原材料の価格上昇から価格転嫁が始まる
- 中国恒大問題から中国の不良債権の顕在化
- 岸田新政権と投資家との距離感
- 世界各国でコロナ感染者が増加フェーズになってきている
対応方針
- 柔軟に対処できるようにキャッシュ比率を意識する
- ROEと増収継続性を重視
- 逆回転には逆らわない
- 決算シーズンを意識
キーワード
・テーパーリング、シニアマネー、スタグフレーション、ジャストインケース、メタバース
中国の塾規制、雇用300万人に影響 教室閉鎖やリストラ: 日本経済新聞
【大連=渡辺伸】中国政府が始めた学習塾への新規制で、教室閉鎖やリストラが広がっている。専門家は「業界全体の3割強にあたる300万人以上の雇用に影響する」と分析する。習近平(シー・ジンピン)指導部は高騰してきた教育費を抑制し、少子化対策につなげる狙いだが、経済や雇用への影響は避けられない。
4年連続トップだった「Netflix」が2位に 満足度の高い「定額制動画配信サービス」ランキング:oricon ME調べ(1/2 ページ) - ITmedia ビジネスオンライン
その結果、「Disney+(ディズニープラス)」が初の総合1位を獲得。2017年の調査開始以来、4年連続で1位を獲得していた「Netflix」を上回る結果となった。5つの評価項目では、「アプリ・サイトの使いやすさ」「コンテンツの充実さ」「コストパフォーマンス」の3項目で1位を獲得。また男女別「女性」では78.9点、年代別「10・20代」では81.4点と高評価で1位を獲得している。
化学農薬は今後も安価に手に入るのか|shinshinohara|note
先日、日本は高温多湿で病害虫が多いから化学農薬を手放せず、欧米中国で有機栽培が盛んなのは乾燥冷涼な気候で病害虫が少ないから、という事情を書いた。https://note.com/shinshinohara/n/n65d774b2bd3d
そんな病害虫についてシビアな日本でも、化学農薬の使用を控える技術を開発すべき時期に来たように思う。石油など化石燃料が高騰してるから。化学農薬が安価に買えるのは、石油化学というシステムが機能してるから。石油化学では、原油を加熱してガソリンや軽油、重油などを分離し、様々な化学製品を作る原料としてナフサを製造したりしている。その量は膨大で、化学農薬を製造する際の原料も安価に手に入れることができる。
太陽電池や風力発電でエネルギーを得たとしても、石油のように化学農薬の原料を提供することはできない。木材など天然原料も、化学農薬の原料にするにはちと難しい。石油化学に変わる工業システムを再構築することは容易ではない。
石油化学という産業システムが下火になっていくと、化学農薬の製造も難しくなる面が出てくるだろう。安価に製造することは難しくなるように思う。石油はエネルギーとして優れているだけではなく、化学製品の原材料として非常に優れ、かつ大量・安価だった。こんな材料はほかにない。
原油先物4週間ぶり安値、米原油在庫が予想以上に増加 | ロイター
[ニューヨーク 3日 ロイター] - 米国時間の原油先物は約4週間ぶりの安値を付けた。米原油在庫が予想以上に増加したことを受けた。
清算値は、北海ブレント原油先物が2.73ドル(3.2%)安の1バレル=81.99ドル。米WTI原油先物は3.05ドル(3.6%)安の80.86ドル。
両先物とも1日の下落率としては8月上旬以来の大きさとなった。北海ブレントは10月7日以来、WTIは10月13日以来の安値を付けた。
ドイツのコロナ新規感染者が最多更新、きょう州保健相が会合 | ロイター
[ベルリン 4日 ロイター] - 4日発表されたドイツの1日当たりの新型コロナウイルス感染者が3万3949人と過去最高を更新した。
欧州各国では感染者が再び増加しており、行動規制の再導入の是非やワクチン接種の働き掛けが当局で議論されている。ドイツでは、4日から2日間の予定で州保健相の会議が開催される。
4日の新規感染者データは、1日が一部地域で祝日で集計が遅れたため、かさ上げされている可能性があるという。これまでの最多は昨年12月18日の3万3777人だった。
トヨタ、減産分の挽回生産来期にずれ込みも-「近年にない高負荷」に - Bloomberg
部品の供給不足の影響で大幅な減産を余儀なくされているトヨタ自動車の挽回生産が、来期(2023年3月期)にずれ込む見通しであることが明らかになった。トヨタは来期を通じて高い生産水準を見込んでおり、今期分が持ち越されることで今後、再び生産に支障が出た際の挽回能力に影響する可能性がある。
◆クイック解説
— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) 2021年11月3日
FRBがテーパリングを決定。下記にポイントをまとめました
朝7:00~下記リンクでビデオ解説もします。日経の会員でなくてもみられます。いま資料を急いでアップデート中です。よければご覧ください。こちらにリプで質問くだされば、なるべく答えます
▽動画https://t.co/CLD2tB2Cmz pic.twitter.com/L8LaIkPEcI
【速報】🇺🇸雇用統計
— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) 2021年11月5日
・10月雇用 53.1万人増
・市場予想 45万人増
▼あす土曜朝9:30~
BSテレ東「日経プラス9サタデー」に出演し、雇用統計や米金融政策、金融市場について解説する予定です#雇用統計 pic.twitter.com/l6wQzLHCLU
🇺🇸10日続伸 最高値
— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) 2021年11月5日
・NASDAQが10日続伸
・S&P500も7日続伸で史上最高値
・10月雇用統計:51万人増
―市場予想(45万人増)上回る
―8-9月も上方修正
・利上げ観測は高まらず
・米国債に買い戻し
→ 10年債1.46%に大きく低下 pic.twitter.com/WrSqfFLTWr