ほろうみの正解するポジ

投資の立ち位置を正しく理解するための記録╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !

2021年1月1日の週_2020年を振り返って

2020年度の確定損益ベースのパフォーマンスのベストとワーストが以下の結果になった。

2020年ベスト5
ジャストシステム
2ギフティ
3インソース
4アズーム
5エイトレッド

ジャストシステムは高値近辺で利益確定できたが、インソースは年初の高値よりかなり低い位置で利益確定してしまった。確定損益ベースでは2トップだが、両者とも主力銘柄だったので年間の評価益ベースでは相殺する結果になった。

ギフティは3月のパニック時に1200円近辺で拾えたのが大きかった。

アズームは2Q決算後のドローダウン時に手放してしまったのが痛かったが、その後半分くらい買い戻すことができたことが大きかった。(この判断が大成功だった。)

エイトレッドはタイミングよく効率的にトレードできた。優待狙いの別口座分を含めると4位になる。

 

2020年ワースト5
Aiming
ソフトバンクG(ショート)
はてな
4Sansan(ショート)
5日機装

Aimingは年末まで下降トレンドが止まらなかったのが痛すぎた。想定外なのはドラクエタクトの売上よりも社長の担保売り。

ソフトバンクGはこの規模の銘柄がこんな値動きするとは想定してなかった。こういう大型銘柄はあまり触らないので勉強になった。

はてなはとにかく決算が悪すぎた。信用分を損切りしたが、長期で期待しているので現物を保有中。

日機装は買ったタイミングが悪かったのと、飛行機関連需要がほとんど期待できなくなったのが痛かったかな。

 

年間の評価益ベースでのパフォーマンスはかろうじてプラスで推移したレベルで、3月の底値に全力投入した人に圧倒される結果になった。ただ、そこまで思い切ったトレードは自分には無理だったので、全力投入できなかったこと自体は仕方がないと思っていている。逆にこの時にポジションをすべて投げて撤退せずに我慢し続けたことを評価したい。

ショートトレードで失敗した印象が強かったが、金額ベースでは思ったよりも小さかったのでこちらもある程度仕方がないかなと割り切ることにするが、売買金額あたりの損失額がロングよりも大きめだったことは改善が必要だ。もっとシステマチックに損切りラインを設定したほうがいいのかもしれないが、具体的にどうればいいのかはまだ固まっていないし、システマティックな制約を強くしすぎるのは自分には合っていないと思う。そこで、資金配分だけは以下のように枠に収まるようにしておきたい。システマティックなトレード手法のアイデアが出てきたらそちらを優先して採用することになるかもしれないが。

長期スパン:~5
短期スパン(タイミング重視):~4
ショートヘッジ:~1
キャッシュ比率:1~4

 

 昨年1年間のパフォーマンスファクターは「銘柄選別:2 タイミング:8」くらいだったのではと思う。個々の銘柄の調査は大切だと思うが、入るタイミングを間違えて執着しすぎれば大きな失敗につながるので入れ込みすぎないように注意したい。

 

とあるブログで株式市場をプラスサムゲームと説明していたのが気になっている。たしかに、自社株買いと配当収入の長期的に安定したマネー供給があるのでプラスサムになるのはロジック的に理解できる。

ただ、短期の資金流出フローによるブレは避けられない。IPO、POにより市場からの資金調達フロー、為替市場、商品市場、仮想通貨市場などの別の市場への流出フローは無視できない。さらには、それぞれの市場参加者の感情に起因する不合理なフローが合わさって不確実性が強くなっている。

「株式市場はプラスサムゲームなのでどんなにドローダウンしてもそのうち戻ってくる」という考えは長期投資において前提となるロジックだと思うが、資金流出フローを無視して一次元的なロジックを依り代にした安心感で緊張感を置いてきぼりにするのは正しい態度ではない。こういう考えが大きな失敗に繋がる。どのような状況であってもリスクテイカーとしてハラハラドキドキの立ち位置にいるということは意識しておきたい。

 

 

 

留意事項

  • 1/19がトランプリミット 
  • 中央銀行の動向 10年債利回りの上昇に注意する
  • 世界各国でロックダウン再開 米国の累計感染者数が2000万人越え
  • コロナ禍の経済対策ための財源問題
  • 日本国内にも変異種を観測。東京で1300人超の感染者数
  • 仮想通貨の急騰 ビットコインが3万ドル目前
  • 旭化成半導体工場火災による部品供給ストップで自動車減産の可能性
  • 指数が一部の銘柄の値動きに影響されすぎている

 

対応方針

  • 柔軟に対処できるようにキャッシュ比率を意識する
  • すべての銘柄が同じタイミングで上昇しなくてもいいと割り切る
  • 一時的な熱狂とは距離感を意識 
  • シクリカル銘柄(自動車など)のトレンド転換を意識
  • トランプリミットとバイデン体制の始動を意識
  • 金管理の徹底
  • 銘柄に入れ込みすぎない
  • 世界を巻き込んだ自然実験の結果を見守る

 

 

 

【年間騰落】2020
 日経平均  +16.01% 2年連続上昇
 TOPIX + 4.84% 2年連続上昇
 東証2部  - 9.56% 2年ぶり下落
 マザーズ +33.32% 2年連続上昇
 日経JQ  - 3.08% 2年ぶり下落
 REIT  - 16.85% 3年ぶり下落

 NYダウ  + 7.3% 2年連続上昇
 SP500 +16.3% 2年連続上昇
 ナスダック +43.6% 2年連続上昇
 SOX指数 +51.1% 2年連続上昇
 ダウ輸送株 +14.7% 2年連続上昇

 

 

2020年は過去にないほどの波乱の年だったにもかかわらず、日経平均株価は年初から2999円(25日時点)上昇した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、各国政府・中央銀行が大量のマネーを供給したからだ。だが、日経平均の動向を丹念に見ると、限られた銘柄の上昇がけん引した株高だったことが分かる。

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財務省の法人企業統計によると、国内企業の7~9月期の経常利益(金融と保険除く)は前年同期と比べ28.4%減った。3四半期連続で25%以上の落ち込みが続いており、企業経営は厳しさを増している。

東京商工リサーチによると20年に希望退職を募集した企業は91社、募集人数は1万8000人強となった。

 

上場企業の大型買収が活発だ。2020年のTOB(株式公開買い付け)総額は11月末までで前年比2倍の5兆5149億円と06年(3兆2931億円)を上回り、1991年以降で最大となった。NTTのNTTドコモ完全子会社化をはじめ大型案件が相次いだ。新型コロナウイルス感染拡大による環境変化を見据え、再編の動きが目立つ。

 

 

 

 

 

 

自動車大手幹部が明らかにした。今回、減産に影響するのは、横滑り防止装置やハンドル操作を助ける電動パワーステアリングに使われる半導体。横滑り防止装置は、多くのクルマに採用され始めている。

 半導体不足は、宮崎県延岡市にある旭化成の工場で10月20日に発生した火災の影響が大きい。旭化成の子会社「旭化成マイクロシステム」の延岡事業所(宮崎県)のクリーンルームから出火。24日に鎮火したが、現場検証が12月30日現在も終わっておらず、自社での生産再開のめどが立たないため、「他社への代替生産を準備中」(広報部)だ。トヨタ自動車日産自動車、ホンダなどと部品メーカーを通じて取引がある。

 

 

 

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