国内の新型コロナの感染拡大が止まらない。観光関連など経済活動の停止の影響を受けている事業者の廃業が避けられない状況になってきている。終息が見えない状況では給付型対策では救済できない。経済活動を促進するGoToキャンペーンのような施策が必要になる。感染拡大阻止と経済活動促進はトレードオフの関係なので民主主義的解決は難しいが、4月の頃と比べると感染者数に対して重症者が少なくて医療施設へのキャパがまだ状況なので、妥協的なプランでもかまわないので経済活動促進の政策を実行して欲しい。
こういう状況であっても、株式市場では新型コロナの第二波を折り込んのでショートポジが増えているので、完全なリスクオフモードで対処すると大失敗する可能性がある。ここ最近はボラティリティが高まっているので、どう動いても裏目に出てしまうことになるかもしれない。すべての行動がトレードオフという意識で慎重に対処していきたい。
世界で社債のデフォルト(債務不履行)が急増している。国際金融協会(IIF)によると、2020年4~6月期は事業会社の債務不履行額が940億ドル(約10兆円、元本ベース)と、四半期で過去最高となった。新型コロナウイルスの影響に伴う経済活動の停止で収入が急減し、資金繰りに行き詰まった企業が多い。デフォルトは今後も増える見通し。
4~6月の債務不履行額は08年のリーマン・ショック直後の約2倍の水準となった。地域別では米国が全体の約75%を占め、次いで欧州が14%、中国が3%だった。
留意事項
- 新型コロナの第二波の顕在化
- 中国と世界各国の衝突
- 中央銀行の動向
- 新型コロナ後に増加した新規トレーダーの動向(短期のリバ狙いが多いと思われる)
- 工業セクターの先行指標になりえる銅先物の連騰
- 決算発表のシーズン
- 世界各国で債務不履行の急増
今後の対応方針
- 激しいボラティリティに耐えることができるキャッシュ比率を意識した資金管理
- 業績とは別のKPIにもとづく逆張り積み増しをメイン方針とする
- 共感が得られそうなテーマを調べて投資する
- 「需給」と「地合」に分けて考える意識付け
日経平均 +1.82% 3週ぶり上昇
TOPIX +2.52% 4週ぶり上昇
東証2部 -0.51% 3週連続下落
マザーズ -1.85% 2週ぶり下落
日経JQ +0.45% 2週連続上昇
REIT -0.14% 3週連続下落
NYダウ +2.29% 3週連続上昇
SP500 +1.25% 3週連続上昇
ナスダック -1.08% 3週ぶり下落
金先物 1801→1810 0.45% 6週間連騰
原油WTI 40.55→40.59 0.1%
銅先物 2.897→2.904 0.24% 9週間連騰
ドル円 106.9→107 0.09%
日経VI 22.62(7/10)