主力銘柄の決算が集中した週だった。トータル的には決算前の利益確定売りを含めても許容範囲内で耐えきることができた。全体の6割超が今期予想が非開示の状況で、ジャストシステム(ここは例年非開示)以外の今期予想が出たのが個人的に好材料だった。
決算発表で分かるのは会社の業績だけではない。それを受けての値動きで株主の属性が見えてくる。コンセンサスに少しタッチしなかったくらいで手放してしまうような期待値が高い短期筋が一掃されたあとにポジを増やすのが定石と考えている。決算発表に売り込まれるとしたらそういうトレーダーの比率が高かったと判断できる。
来週から段階的に活動自粛が解除されて経済活動が再開されるので、アフターコロナの長期的な影響が顕在化してくる。感染症の特性上、第二波のリスクをゼロにするのは不可能なので個々に慎重な行動が要求される。
本日の大阪の感染者数は0人。東京は5人。緊急事態宣言による自粛による効果はX-GUNだったことがわかった。これからどれだけ経済的損失を出さずに感染を抑え込むことができるかの社会実験の第二フェーズが始まる。
留意事項
- 国内の自粛が段階的に解除される状況下で第二波の警戒
- 各国で顕在化している第二波
- 不動産事業者(家賃保証事業も)のような間接的な事業者への影響も出てきていること
- 医療機関の感染者増による医療崩壊の可能性
- コロナ被害と経済的被害の天秤
- 東南アジア、南アジアのサプライチェーン
- 中国と世界各国の衝突
- 新型コロナは先進国から経済的に脆弱な新興国への主戦場が移行
今後の対応方針
日経平均 -0.70% 3週ぶり下落
TOPIX -0.31% 3週ぶり下落
東証2部 +0.52% 3週連続上昇
マザーズ +2.03% 6週連続上昇
日経JQ +1.19% 3週連続上昇
REIT -6.19% 3週ぶり下落
NYダウ -2.65% 2週ぶり下落
独DAX -4.03% 3週ぶり下落
英FTSE -2.29% 3週ぶり下落
仏CAC40 -5.98% 2週連続下落
伊MIB -3.37% 2週連続下落
金先物 1713→1756 2.47%
原油WTI 24.74→29.43 18.96%
銅先物 2415→2330 -3.14%
ドル円 106.67→107.04 0.35%
VIX先物 31.89(5/15) H39.28 L26.0 *過去最高は89.53(リーマンショック)
イタリア国債CDS 5year 232.8bp (5/16) 200bpが注意? 400bpが危険?