ほろうみの正解するポジ

投資の立ち位置を正しく理解するための記録╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !

2020年5月8日の週_二番底くんのかこんのか

今週発表されたアメリカの失業者数が衝撃的な数字だったが、アメリカの株式市場への影響は皆無で逆に上昇した。個人的には失業率の数字以上にこの逆相関のほうがサプライズだった。

日本市場は前週から引き続きリスクオンモード。マザーズも強いが前回説明したように一部の寄与度が高い銘柄の影響が大きすぎるので指数の動きは無視することにした。

 

実体経済に目を向けば、日本でもコロナによる活動自粛に耐えきれずに破産申請する事業者が増えてきた。短期的には出口戦略を描けないことが重くのしかかってきている。

 

はたしてこのまま二番底を形成することなく離陸モードで上昇していくのだろうか?売り込まれた海外マネーが戻ってくるようなことがあれば肩上がりで上昇するかもしれないし、実体経済に想定外のネガティブ材料が出た場合は二番底、もしくはさらに下落していいくかもしれない。  はい、わかりません。

 

ウィズコロナ、アフターコロナといった短いスパンで考えるのではなく、コロナ騒動関係無しに普遍的価値を提供し続けることができるかどうかの長期スパンで考えるようにしたい。

 

来週から主力銘柄の決算シーズン。とりわけジャストシステムの決算期待は高まっているので要注意。5月前半に発表される決算は3月締めが多くて緊急事態宣言が出た4月が含まれていないことは考慮しておいたほうがいい。5月末の決算から4月締めになるところが多い。

 

留意事項

  • 14日の緊急事態宣言の解除判定。現状の感染状況で推移されれば限定的にでも解除される可能性が高い。
  • 不動産事業者(家賃保証事業も)のような間接的な事業者への影響も出てきていること
  • 医療機関の感染者増による医療崩壊の可能性
  • コロナ被害と経済的被害の天秤
  • 経済活動停滞により減産合意後も歯止めがかからない原油安。
  • 東南アジア、南アジアのサプライチェーン
  • 中国と世界各国の衝突
  • 新型コロナは先進国から経済的に脆弱な新興国への主戦場が移行しそう

 

今後の対応方針

  • 激しいボラティリティに耐えることができるキャッシュ比率を意識した資金管
  • 長期ロング狙い逆張り積み増しをメイン方針とする
  • 主力銘柄の決算が出てくるまでは静観モードで
  • 投資対象の普遍的価値の見極め

 

 

【週間騰落】  *日本は連休週だったので2営業日のみ
 日経経平均 +2.85% 2週連続上昇
 TOPIX +1.89% 2週連続上昇
 東証2部  +1.7% 2週連続上昇
 マザーズ  +4.3% 5週連続上昇
 日経JQ  +1.5% 2週連続上昇
 REIT  +5.4% 2週連続上昇

 NYダウ   2.56% 2週ぶり上昇
 金先物         
1700→1713 0.76%
 原油WTI  19.78→24.74 25.08%  
 銅先物   2311→2415 4.5%
 ドル円     106.94→106.38 -0.5%

 VIX先物  27.98(5/9)  H40.32  L27.89   *過去最高は89.53(リーマンショック
 イタリア国債CDS 5year 235.9bp (5/9)      200bpが注意?  400bpが危険?

 米国ADP雇用統計・4月結果 失業者:2023万6000人 失業率約16%

 

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