ほろうみの正解するポジ

投資の立ち位置を正しく理解するための記録╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !

国策銘柄じゃなかった技研製作所

技研製作所の北村社長の著書である「国土崩壊 -「土堤原則」の大罪」がWebで公開されていた。

著作の中で国の防災政策への不満が延々と述べられていて驚いた。インプラント堤防を普及させる過程で官公庁と衝突を繰り返していた歴史を垣間見ることができた。文書化できなかった苦い経験もたくさんあったと思われる。

もっと国と同じ方向性で活動して成長してきたのかと思っていたら全然違った。

 

逆に考えると、この状況下で今の業績を達成できたことはとんでもなくポジティブに評価することができるのではないだろうか?

近年の災害多発が追い風になったことは間違いないけど、官公庁と対立した状況で30年も生き残るのはそれだけでは不可能だ。技術力の高さだけではなく、どんな状況でも対応できる一貫性と柔軟性のバランス感覚がなければ達成できなかったはずだ。

 

そして、これから本当の国策企業となった時のポテンシャルに期待している。