一週間で日経もマザーズも大きく下がった。米国市場との逆相関が大きくなっているが、GAFAMのような一部のIT銘柄の急騰が寄与した影響も大きいと思うので単純に比較するのが適切なのかはわからない。金、銀も引き続き急騰していて一部の投資先に資金が集まる二極化の様相になってきているのは間違いない。
決算シーズンが始まった。緊急事態宣言後のV字回復という期待が打ち砕かれた決算内容だった。ただ、一部の銘柄は特需でサ上方修正が出てきており、こちらも二極化している。特にZOZO、ベガコーポレーション、スクロールのようなEC系で想定以上の数字が出てきており、今後も継続的に買われて大相場になるかもしれない。あと、スーパーや食品系を中心に販促、広告費を削減で増益になっているところがいくつか出ているのが気になった。販促、広告に資金が流れない現象は一時的に事象で終わるかどうか。このセクターは関連銘柄が多数あるので注視しておきたい。
新型コロナの恐怖が極端に誇張されていて、機関投資家のポジション解消と重なった3月の底値までは下がらないと思うが、このような二極化現象は不確実性にも連動するので地合いの悪化は想定している。そのため今週は過去最高レベルにキャッシュ比率を高めた。ここ数年ずっと主力枠として保有し続けていたジャストシステムを年初来高値水準ですべて売却した。来週の決算はスマイルゼミ売上のおかげでいい数字が出てくるのは確実だが、材料出尽くしで売られることも想定されるのでこのへんでお別れの決断をした。はじめての10バガー銘柄を10バガーのうちに利益確定。
留意事項
- 新型コロナの第二波の顕在化
- 米中衝突
- 中央銀行の動向
- 新型コロナ後に増加した新規トレーダーの動向(短期のリバ狙いが多いと思われる)
- 世界各国で債務不履行の急増
- 金、銀の急騰
- 米国のハイテク銘柄の決算発表
- 評価と業績の二極化
今後の対応方針
- 業績とは別のKPIにもとづく逆張り積み増しをメイン方針とする
- 共感が得られそうなテーマを調べて投資する
- 決算シーズンに向けての対処
- 読み間違うことを恐れないで地合いの方向性を決め打ちして対処する
日経平均 -4.58% 3週ぶり下落 5日連続下落
TOPIX -4.89% 2週連続下落
東証2部 -5.22% 2週ぶり下落
マザーズ -5.37% 2週ぶり下落
日経JQ -2.50% 4週ぶり下落
REIT -0.40% 2週ぶり下落
NYダウ -0.16% 2週連続下落
ナスダック 3.64% 2週ぶり上昇
原油WTI 41.29→40.27 -2.74%
金先物 1897→1962 3.44% 8週間連騰
銀先物 22.85→24.21 5.98% 8週間連騰
銅先物 2.89→2.868 -0.85%
ドル円 106.1→105.8 -0.23%
日経VI 25.96(7/31)