ほろうみの正解するポジ

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銘柄分析_アイビス_2025年12月期通期決算

アイビスが通期決算の弱気ガイダンスで売り込まれている。

第3四半期決算から変調が見られた広告売上の不調を受けて、保守的に見積もった結果ではあるが、決算期待で買っていた人が手を引くのは理解できる。

 

それでもここがPER15以下まで売り込まれるのは評価が低すぎる。

アイビスTOB期待が入っているとはいえクックパッドより時価総額が低いのはありえない。ここがどうがんばっても超えられなかった国境の壁を、アイビスは余裕で飛び超えて、今はモバイル事業の9割以上が海外売上になっている。特定の国に依存しない売上構成で、Z世代以下の世界中の若い人達から支持を集めた結果、お絵かきアプリとしてシェアが80%を超えるデファクトスタンダートの地位を獲得した。

 

 

サブスク売上が好調に推移して成長ストーリーが継続している点を評価すれば今が買い時なのでは?

そこで今後のサブスクビジネスをシュミレーションをしてみたい。

 

 

2025年12月期 
売上46.2億円 営利11.5億円
サブスク契約者数 23.2万人 売上6.8億円

 

この決算が出るまではサブスク契約で100万人は達成可能と見ていたけど、
ヘビーユーザー(サブスク契約者と同じくらいの利用時間)が635万人なので
その10%の60万人を現実的に達成できるユーザー数として設定してみる。

23万人、売上6.8億円を起点して計算すると、契約者数ごとの売上予想は
それぞれ以下のようになる。    

60万人         19億(60÷23×6.8)
100万人       29.5億
150万人       44.3億

サブスク売上なので営業利益も同じとして考えてみると
60万人達成で今期の営業利益11.5億円を大きく超えることになる。

 

サブスク利用者の到達確率をシュミレーションすると以下になる。
シンプルにするためにいつまでに到達するかの時間要素をあえて省いているが、
今の競争環境に変化がなければ現行ペースの50%~100%の増加率が継続すると前提。

(パターン1)
60万人未達    20%
60万人以上 40%
100万人以上  30%
150万人以上  10%

(パターン2)
60万人未達   10%
60万人以上 50%
100万人以上  30%
150万人以上  10%

 

 

結論

世界各国でデファクトスタンダートになっていて、
月額300円で相対的に価格競争力があるアプリのサブスク利用者数が、
近い将来60万人を超えると想定するのは現実的であり、
8割以上の確度で達成可能である。

つまり、サブスクだけで2倍の営業利益になる期待が8割以上ある銘柄が
PER15以下の評価は低すぎる。