2025年9月期第1四半期は、営業利益が前年同期比37.5%で自分が想定してよりも良い数字だった。前期不調だったITサービス事業の回復が貢献。ただ、月次の内容から好調なことは折込み済みだったようで株価へのインパクトはなかった。
それでも営業利益30%超の数字を受けて、ふつうのグロースからキラキラグロースへ昇格判定したい。評価軸は以下の3点。 (キラキラグロース→指標をあまり気にしなくて保有できる)
確実性
業種、企業規模に大きな偏りなくまんべんなく高成長を達成している。売上構成比が15%以上の官公庁向けも好調で大型受注が増えている。
成長余地
社会人向け研修は有力企業が少なく、中小事業者が多いロングテールの業界で、ここはまだ市場シェアが3%超なので、潜在市場のパイが大きい。
競争優位性
同業で比較的大手に分類されると思われる上場企業(アルー、リスキルとか)の中では圧倒的に業績が良く、競争力が強い。もっと零細の非上場の同業は利益を出すことにも苦労しているところが多いと思われる。
研修事業で獲得した顧客情報を活用したHR向けのITサービスが成長エンジンになっている。
以上のことから
高ROEが継続してはずみ車が回り続けるよー。
さらに言うなら、なにかとその実効性に疑問を投げかけられることが多い研修というサービスにおいて、コストパフォーマンスが良いこの会社のシェアが増えることは国益。
今後の成長継続のために注意しておきたいファクターは
採用数推移、コンプラ問題(ビジネス内容的に不祥事超怖い)、AIの人材ビジネスへの影響