ロックアウト後の第二波到来が現実として受け止められるようになってきた。実際に一日あたりの新型コロナの感染者数が過去最高を更新する地域が出てきている。それを受けて米国市場も大きく下げたが、相対的に新型コロナの感染者がかなり少なく推移している日本の市場は底堅いまま推移した。ただ、東京を中心に緊急事態宣言終了後に徐々に感染者数が増えてきているので警戒は必要だろう。
継続的な中央銀行の買いと、新型コロナ被害拡大の先行思惑によるショートヘッジの効果によって市場が2月、3月のように一方向に極端に動くということにはならないと想定しているが、コロナショックによって生まれた歪が想定外なショックを生み出す可能性は十分にある。
四季報トーナメントに登録したIGポートを主力の一角になるくらいボリュームを増やした。もともと「魔法使いの嫁」の2期が発表されるまでに枚数を増やしていく計画だったが、Netflixで放映中の「グレートプリテンダー」の評判がよく「まほよめ」と同レベルのIPに成長するポテンシャルがあると判断して方針変更した。「まほよめ」と同様にコミックスも売るメディアミックス戦略なので成功した場合の収益インパクトも大きいはず。
荻窪禅氏の「順張りスイングトレードの極意」を読んだ。
スイングトレーダーだけではなく需給に翻弄されている長期投資家にもおすすめの内容だった。特に、以下に抜粋した「需給」と「地合」の考え方が自分のトレードを改善するヒントになりそうだなと思った。今まですべての値動きを「需給」に落とし込んで考えていたので、ロジカルに理解できるまで動けないことで機会を損失していたことが多かった。ロジカルに説明できない漠然とした強弱感を「地合」と定義することで判断をワンテンポ早めることができるかもしれないので、自分のトレードに取り入れてみたい。
短期的な株価決定要因として「需給」と並んで重要な「地合」ですが、まず地合とは、ある時点での株式市場全体の雰囲気や強弱感のことを意味しま(「全体相場の需給状況」と言い変えることもできるでしょう)。
たとえば極端に地合が悪い時、基本的にはすべての銘柄が悪い影響を受けますし、個別に非常によい材料が出たにもかかわらず地合のせいで上がらない、あるいは下落するといったことも起こり得ます・・・・
簡潔にまとめてしまうと、地合は「良い」、「悪い」、「(判断および対応が)難しい」の三つに分類されます。地合に応じて「頭の切り替え」をしっかりと行い、適切な対処をすることが必要です。
特に買いのみでショートをしないトレーダーであれば、大きなポジションを持つのは好地合の時に限定して、難しい時にはポジションを落とし、悪地合の時には更に慎重にトレードをするといった対応を意識的にしていくべきなのです。
留意事項
- 自粛解除後もコロナ前の状態に戻るには時間がかかりそうな国内の現状
- 新型コロナの第二波の顕在化
- 米国の黒人差別反対デモが世界中に波及
- 中国と世界各国の衝突
- 中央銀行の動向
- ZARA、スターバックスなどの世界的ブランドのリストラ→失業率の増加→社会情勢の悪化
- 日本市場と米国市場の相関性の低下
- 新型コロナ後に増加した新規トレーダーの動向(短期のリバ狙いが多いと思われる)
今後の対応方針
- 激しいボラティリティに耐えることができるキャッシュ比率を意識した資金管理
- 業績とは別のKPIにもとづく逆張り積み増しをメイン方針とする
- 共感が得られそうなテーマを調べて投資する
- インフレに強い資産構成を意識する
- いくつかの銘柄は短期で利益確定してボックス相場に備える
- 「需給」と「地合」に分けて考える意識付け
日経平均 +0.15% 2週連続上昇
TOPIX -0.34% 2週ぶり下落
東証2部 +2.39% 2週連続上昇
マザーズ +0.41% 12週連続上昇
日経JQ -0.20% 2週ぶり下落
REIT +1.52% 3週ぶり下落
NYダウ -3.31% 2週ぶり下落
金先物 1753→1780 1.56%
原油WTI 39.75→38.49 -3.17%
銅先物 2.611→2.659 1.84%
ドル円 106.89→107.22 0.32%
日経VI 28.53(6/26)