金曜日に5月の米国雇用統計が「予想外の改善」でトランプ大統領が吠えた。これを受けてNYダウは+800超。ナスダックも史上最高値付近を推移した状態からさらに上昇。来週の日経平均も23000円を軽く超えていくかもしれない。
デモが世界中の拡散して、多くの人が接触する機会が増えている現状では新型コロナの第二波は避けられない状態かもしれない。ただし、市場はそれすらも折込み済みで動いている可能性もあり、今後の展開を予想するのは難しい。
これからの市場におけるもっとも大きなファクターとなるのはFRBに代表される中央銀行の方針だろう。「FRBプット」という言葉が出てくるくらい中央銀行の下支えが投資家間で意識されている。転換を示唆するなんらかのメッセージが中央銀行から発信された時には、瞬時に世界同時リスクオフモードに切り替わってパニックになっているかもしれない。トリガーとなるのはインフレかな?
(追記)
「FRBプット」はグリーンスパンのころから言われていて、今になって出てきた言葉ではないことには注意されたし。なぜFRBは市場を救い続けるのか:モハメド・エラリアン
ひさしぶりに新規銘柄としてエアロピュアの日機装を購入。パクリ銘柄ではあるけど、新型コロナの効果が実証され、かつ市販されているただ一つの空間除菌装置としてのエアロピュアのポテンシャルは計り知れないものがある。ボトルネックは供給能力。年間10万台では売上に対してインパクトが少なすぎる。熱くなりすぎずに注視していきたい。
留意事項
- 自粛解除後もコロナ前の状態に戻るには時間がかかりそうな国内の現状
- 各国のデモ活動に象徴されるようにコロナに対して警戒意識がなくなってきているので第二波は避けられない状況?
- コロナ被害と経済的被害の天秤
- 中国と世界各国の衝突
- 国ごとのコロナの被害状況と対応の違いが顕在化。とくに感染者数の定時発表を取りやめたブラジルは要警戒
- 中国政府優勢で進む香港問題
- 個人の売買シェアが上昇してきてる 全体の1/5
- 中央銀行の動向
今後の対応方針
- 激しいボラティリティに耐えることができるキャッシュ比率を意識した資金管理
- 業績とは別のKPIにもとづく逆張り積み増しをメイン方針とする
- 状況に応じて変化を受け入れて柔軟に対処する
- 先導株になるポテンシャルがある銘柄を選別する
- 共感が得られそうなテーマを調べて投資する
- インフレに強い資産構成を意識する
日経平均 +4.51% 3週連続上昇
TOPIX +3.12% 3週連続上昇
東証2部 +4.32% 6週連続上昇
マザーズ +1.39% 9週連続上昇 *9週連続上昇 16年4月以来
日経JQ +1.18% 6週連続上昇
REIT +1.09% 6週連続上昇
NYダウ + 6.81% 3週連続上昇
金先物 1736→1683 -3.1%
原油WTI 35.29→39.55 11.44% *6週連続上昇
銅先物 2.425→2.556 5.36%
ドル円 107.79→109.59 1.67%
VIX先物 24.52(6/5) *過去最高は89.53(リーマンショック)